前置き
以前は上下で4枚のモニターを利用していました。
環境をWindowsNoteからMacBookに変更したことで出力ポートが不足し、Macのモニターを含めた4枚構成に移行しました。
興味深いことに、以前に私が理想として記載していた構成になりました。
書き物や動画/音楽製作をメインにするのであれば、横並びに23.8〜27インチのモニターを横に三枚程度、並べるのがベストかなと思っています。
この構成で半年ほど利用してきた経験から、メリットとデメリットを詳しくお伝えします。
結論
作業効率と身体への負担を考慮すると、横並び構成が上下構成より明確に優れています。
視線移動が最小限で済み、作業効率が向上するだけでなく、首や肩への負担も大幅に軽減されます。
利用している機材
机
Sunon 電動昇降デスク
- 奥行:60cm
- 横幅:120cm
- 特徴:電動で高さ調整可能、メモリー機能付き
モニター構成
- メインモニター:IODATA EX-LDGC243HDB
このモニターとてもいいです。
HP商品説明にあるようにPS5に最適化されているので、PS5でできるゲームで画質が気になったことはありません。
ですが、デザイン系の制作をする際には少し物足りなさがあります...
※MacBookのRetinaディスプレイが鮮やかすぎるだけかもしれませんが...
- サブモニター:IODATA EX-LDF241SVB(2台)
このモニターの使用感については、上記で提示した記事にて・・・
モニターアーム
- ARCHISS モニターアーム トリプル(AS-MABW01T)
この製品は他の3モニターアームと比べて安価であり、シルバーカラーが特徴的な点が魅力です。
実際の利用感
セットアップ
- 画面3つの合計横幅:144cm
- 机の横幅120cmに対して、左右それぞれ12cmのはみ出し
- 左右のモニターは約15度の傾斜をつけて配置し、擬似的な湾曲ディスプレイ感を実現
メリット
身体への負担軽減
- 視線の移動が水平方向中心で、首への負担が最小限
- 自然な姿勢でモニターが見渡せるため、肩こりの軽減
作業効率の向上
- 視線とカーソルの移動距離が大幅に減少
- 同サイズモニターによる統一された表示で、ウィンドウ操作がスムーズ
- 湾曲モニター的な配置により、作業への没入感が向上
デメリット
モニターアームの制約
- 3枚対応のアームは選択肢が限定的
- 中央モニターの調整が上下方向のみに制限される製品が多い
- 安定性を確保するために、十分な重量耐性が必要
配線の課題
- モニター1台につき最低2本(電源・映像)の配線が必要
- ケーブル類の取り回しが煩雑
- 配線管理には追加のアクセサリーが必要
配線管理のコツ
- ケーブルタイやケーブルカバーを活用して、配線がスパゲッティにならないようにする
- ケーブルにタグを付けて、どれが何用の線かわかるようにする
- 電源タップは机の裏に設置して、見えない位置に配線を集約して、精神衛生を保つ
最後に
横並び3枚構成は、作業効率と身体への負担軽減という面で非常に優れていますが、配線の管理が面倒なのがネックです。
将来的には、超ウルトラワイドモニター1枚での運用も魅力的な選択肢となるでしょう。配線がスッキリし、よりシンプルな環境を実現できる可能性があります。
以上、マルチモニター構成でお悩みの方の参考になれば幸いです。