IT

家のネットワークが切れたら確認したいこと【光回線だからと信用すると足下を掬われる】

はじめに

急に家の光回線が接続不可になる事象を体験したので、その備忘を残します。

この記事では、マンションでのネットワーク障害時の対処方法と、インターネット依存に関する気づきについて共有します。

結論から

経験上、大半はNTTの機材起因です。

「マンションの共有設備が故障しているので、インターネットに繋がらない!」という形式が多いと思います。

プロバイダーに連絡して、NTTの取り次いでもらって調査&作業員の日程調整してもらってください。

注意点

マンションでこういう障害が発生している場合には、NTTの障害ページには出ないそうです。

※作業員の方曰く、ビジネス回線が監視対象であり、住宅は"住民からの連絡"で都度対応になるので反映されないものだそうです。

NTTの障害ページ

なお、その回線を借りているプロバイダーの障害ページにはもちろん"出ません。"
なので、障害ページに絶対の信頼性は"ない"ということになるので、その部分を認識しておく必要があります。


ユーザーができる対策

NTTの回線/設備を全面的に信用しない

"有線"というだけで安心すると、そこがSPOF(単一障害点)になります。

その為、いざという時にように"しっかりとしたプランのモバイル回線"を契約しておく方が、諸々の面で良いです。

私はこの時用に上限ありの従量課金である楽天モバイルを用意していましたが、やはり回線品質が良くなく、"回線が死んでいる"間は、何度も通信が切れてしまうシーンがありました。。。

私の環境

  • マンション(集合住宅)
  • プロバイダー;ビッグローブ 光
  • ネットワーク機器
    - ONU:VDSL VH-100
    - ルーター: NEC Aterm WX5400T6

事象

事象確認:2025/01/07 22:50

動画サイトを視聴中に、映像の再生が停止し、端末で「ネットワークの接続ができない」メッセージが表示されました。

WX5400T6のActiveランプが赤く点滅を繰り返していることを確認

・Aterm:参考QAページ

VDSL VH-100はルーター機能がないので、QAに記載されている「改善策A:Atermの動作モードをブリッジモード[*1]にする」は意味がありません。

また、急にネットワークが切れたという状況から、以下も意味がありません。

  • 改善策B:プロバイダ提供機器[*2]のLANポートにはAterm以外のルータは接続しない
  • 改善策C:プロバイダにIPv4 over IPv6通信[*3]が正常に動作しているか確認する

当初はルーター起因を疑っていたので、説明書に再起動等を試しましたが、うまくいかなかったので、"初期化"を実施しました。

初期化を実施すると、「Activeランプが赤く点滅」する事象は無くなりましたが、Activeランプ自体がつかなくなりました。

その後、再起動を繰り返しましたが、インターネットに接続することはできませんでした。

Atermには、ルーターに端末から接続して回線状況を確認する「クイックWeb」がありますが、そちらで確認しても「インターネットの通信が確立できない」というステータスになっていました。

上記の機能は、ルーター起動&接続中に、"http://192.168.10.1/"にアクセスし、ルーター本体に記載されている認証情報でアクセスすることが可能です。

上記の事柄により、ONUの前で問題が発生しているのでは?という疑念が浮かんでいました。

時間帯的に、サポート品質が低いAIチャットしか問い合わせ動線がなく、"詰んでいる"状況でした。

ビッグローブへ連絡:2025/01/08 09:00

ビッグローブの有人対応ができるのが上記の時間だったので、以下にTEL対応しました。

03-6328-0962

・ナビダイヤルの選択
2:電話対応を希望
1:インターネットに接続できない
2:biglobe光

オペレーター上述の事項を説明したところ、NTTでの判断となると通達があり別途連絡があるとしてEndでした。

NTTからの連絡:2025/01/08 09:38

NTTから回答があり、部屋自体ではなく"その前の装置"で問題が発生していると連絡があり修理対応が必要なことが伝達されました。

また、早く治して欲しいことを伝えましたが、こういった故障が続いているので当日復旧は難しいとのことで、次の日の13:00-16:00の間での対応となりました。

  • その際に言われたこと
    - マンションの管理人に話を通しておいて欲しいこと
    - 復旧確認等でお時間をいただくこと

作業員の方の対応開始:2025/01/10 14:16

上記時刻から作業を開始いただき、15:21に復旧確認依頼がありました。

クイックWebから確認したところ、インターネットへの通信が可能であることが確認でき、Wi-Fiの利用が可能であることを確認しました。

その後、片付け等をして撤退する旨をいただいておりましたが、その中で"集合装置のその先に存在する装置"も怪しいとのことで交換対応を実施する旨を連絡いただき、その間は再度回線が切断されることをいただきました。

1時間後に、対応したが"交換することができなかった"旨をいただき、当初復旧状態で様子を見る旨をいただきました。

なお、その際に速度を測ったら"半分以下"の値になっていましたが、時間を置いたら元の速度に戻りました。
(平常時は上り下りともに90Mbp程度)

おまけ

Atermの診断画面:正常に利用できる時の画面

まとめ

合計65時間31分の間、安定したインターネット回線が利用できない状況でした。

この際は、自身が以下にインターネットに"依存"しているのかということを思い知りました。。。

娯楽はもちろんのこと、eラーニング講座やWeb書籍を読めずに、学習もストップしていました。。。

ここから学べるのは、デジタル一辺倒にせずに、アナログの手段も併せ持った方がよい。ということですね。

以上、どなたかのお役に立てば幸いです。

  • この記事を書いた人

緑川縁

ニートからシステムエンジニアになった人
クラウド案件をメインにやっています。
保持資格:CCNA,AWS SAA&SAP,秘書検定2級
趣味でボカロ曲作り始めました。

-IT
-