開発者プログラムに登録するだけで2週間かかりました・・・。
同じ事象でiOSアプリ開発を断念する人を減らすために記事にします。
最初に言っておくこと
- WEBブラウザから申請した方をした方が変なエラーは少ない。
- 身分証明書は可能であれば、パスポートがいいかも。
- ガンガンサポートに問い合わせを入れたほうがいい。
環境情報
実行端末
- iPhone 14 pro 18.1(22B83)
- Apple Developer(バージョン10.6.7)
利用しようとした身分証明書
- 運転免許証
発生していた事象一覧(時系列順)
- アプリからメンバーシップの登録ボタンを押すと以下のメッセージが出て先に進めない
- An unexpected error occurred. Please try agin.If the problem persists, please contact Apple Developer Program Support.
https://developers.apple.com/support
- 身分証明書を登録すると、エラーとなったりならなかったりアプリケーションが以下メッセージを吐いた後にクラッシュ
- 不明なエラー やり直してください
3.上述のクラッシュ後にアプリを再起動すると、住所登録の画面が出たので入力するも、以下のメッセージが表示される
- 続けるには、Appleまでお問い合わせください。アカウントに問題がある可能性があります。続行する前に解決する必要があります。サポートにお問い合わせください。
4.アプリを再インストール後に再度登録するも以下のメッセージが出てなにもできなくなる
- 大変申し訳ございませんが、現在、ご登録いただくことができません。
https://developer.apple.com/jp/で提供されている無料の開発リソースをぜひご活用ください。
->全部申請者側ではどうしようもならないので、サポート対応依存での解決となります。
- 残っていたスクショ
なぜ2週間もかかった?
- 公式アプリから登録しようとすると、アプリケーションの挙動が不安定かつ、「サポートに聞いてな!」が多発して、サポートのやりとりに時間がかかった。
- あまりサポート品質が良くなかった。
Appleサポートは定型的なメールが大半だったので、もしかしたら中身はAIの自動回答なのかもしれません。
ちなみに担当者名は日本の苗字でした。 - 「24時間経ってからお試しください。」というのが多くて、日を跨がないといけない形式だった。
サポートが"平日17時まで & 土日お休み"というホワイト環境なので、こちらの待ち時間が多かった感じです。
どうやって解消した?
身分証がアプリで正常に認識できない問題はどうしようもないようで、、専用のアップローダのリンクが送られてきてそこから免許証の情報を確認してもらいました。
この確認は2日ぐらいで対応してもらえました。
ちなみにHEICの拡張子のファイルがアップロードできなかったので、ZIP圧縮したものを上げました。
確認完了の連絡後に、アプリから契約形態を選んで登録料(年間:12,800)を支払うことができました。
なお、登録料を払ってから3日経たないとAppleのコンソールに情報が反映されませんでした。
※コンソールでは最長48時間とあったので、おかしいと思ってサポートに連絡したら、しれっと反映してくれました。
今回から学べること
Appleの公式開発者アプリは、品質が悪いのでWEBから申請した方が楽だと思います。
私はアカウント連携や決済を簡単に済ませるためにアプリでの申請を選んでましたが、無駄に時間喰ってしまいまいた。
Developerページから申請の動線があります。
考察
- 登録する際に氏名や住所情報は、「半角英字」で登録するが、日本の運転免許にローマ字表記はないので、こけた?
- 利用している3rdパーティー製の確認システムが、日本語に弱いのかもしれません。
ちょっとイラッとした対応
上述の英字問題のせいで、免許NGなのかなと思って質問したら、適当な回答がきたこと
- 質問内容
アプリ内の指示に「法的なお名前を半角英字で入力してください。政府発行の公的書類に使われているものと同一のものを入力してください。」と記述がございますが、こちら日本の運転免許には「半角英字」の記述がございませんが、利用不可ということを暗に示されている形式になりますでしょうか?
-> アプリ内の指示を注意深く読み、入力したすべての個人情報が正確かつ有効であることをご確認ください。
おまけ1:サポートからもらっていた内容
Apple Developer App にてエラーメッセージが表示されてしまうため、ご登録手続きを開始いただくことができないとのこと、承っております。
このメッセージを解決いただくために、Apple Developer アプリで詳細情報を再度送信していただく前に、以下の必要条件をご確認ください。
デバイスがインターネットに接続されていることを確認します。可能であれば、別のネットワーク接続をお試しください。
Apple Developer アプリで使用しているデバイスに最新バージョンの iOS、iPadOS、または macOS がインストールされていることを確認します。
Mac で登録している場合は、その Mac に Apple シリコンまたは Apple T2 セキュリティチップが搭載されていることを確認してください。
最新バージョンの Apple Developer アプリを使用していることを確認します。
Apple Developer アプリでお使いのデバイスに対して、セキュリティ設定 (iOS または iPadOS ではパスコード、Touch ID、または Face ID。macOS ではパスワードまたは Touch ID) が有効になっていることを確認します。
Apple Developer アプリへのサインインに使用した Apple Account が、iOS および iPadOS では「設定」、macOS では「システム設定」または「システム環境設定」でサインインに使用した Apple Account と一致していることを確認します。
Apple Developer アプリでサインインに使用した Apple Account に対して iCloud が有効になっていて、iOS および iPadOS では「設定」、macOS では「システム設定」または「システム環境設定」で有効になっていることを確認します。
Apple Developer アプリを別の Apple Account でダウンロードしている場合は、アプリを削除し、Apple Developer アプリで使用している Apple Account でアプリを再度ダウンロードします。
上記の必要条件に従っているにもかかわらず、24 時間以上経ってもメッセージが依然として表示される場合は、その旨をこのメールへの返信でお知らせください。また、ご利用いただいているデバイスの言語設定を日本語より英語へ変更いただくことでエラーメッセージが解消される可能性がございます。
おまけ2:
- AppleIDをハンドルネームで登録しているのがよくないのかと思いましたが、別にそこは本名じゃなくていいみたいです。
- 有効な (期限内の) 政府機関発行の有効な身分証明書で、マイナンバーカードって書いてあったが、アプリだと「身分証明書として利用できない」メッセージ出てました。
- 住民票または住民基本台帳カード
- 運転免許証
- マイナンバーカード
- パスポート
- 在留カード
最後に
iOSアプリ開発は敷居が高いですね。
WEBアプリならサーバーとドメイン用意すれば公開できちゃいますが、開発者登録等が面倒だとヒシと思いました。
さらに、ここからアプリケーションを公開する際には審査等々があると思うと気が重いですね。
ですが、自分で作ったものをスマホで利用できることにワクワク感をいただいているので、頑張りたいと思います!
以上、どなたかのお役に立てば幸いです。