エンジニアの多くは長時間のキーボード入力を行うため、腱鞘炎になるリスクが高いと言えます。
私自身も腱鞘炎を経験し、現在は改善されましたが、かなり辛かったです。
この記事では、私が実践した対策と改善のポイントを共有します。
私のメイン業務とその影響
私は業務において、詳細なメモやドキュメントを頻繁に作成します。些細な事項でも共有・振り返りができるよう、こまめに記録を残すことを心がけています。
また、プロジェクトの取りまとめ役を担当することも多く、チャットでの連絡や調整のためにテキスト入力を継続的に行っています。
この大量にテキストタイピングする業務スタイルが、腱鞘炎を引き起こす一因となったと考えられます。
腱鞘炎による困難
腱鞘炎を発症したことで、以下のような困難に直面しました。
- 痛みのために業務に集中できない
- 不意に物を取ったりする時にも、痛みが走るので、行動が億劫になる
- 趣味のドラム演奏ができず、ストレス発散の機会を失った
腱鞘炎というと手首の痛みのイメージがありますが、親指の付け根も痛み、指先の冷え併発します。
効果的だった対策
作業環境の改善
従来はWindowsノートPCとREALFORCEのメカニカルキーボードを使用していましたが、MacBook Proと以下のアクセサリーに変更しました。
- メカニカルキーボードの利用を中止
- パソコンスタンドを導入し、手首の角度を最適化
根本的な治療(約1ヶ月)
- 医療機関での診察と薬の塗布
- 腱鞘炎用サポーターの装着
対策の理由と詳細
作業環境の改善
- メカニカルキーボードは、キー入力時の抵抗感とキーボード自体の高さが手首への負担となっていました。
MacBookのキーボードは、程良い抵抗感があり高さも低いため、負担が軽減されました。
notePC + 外付けキーボードという構成だと、角度/配置を考えないといけないのかもしれません。
- 平面での作業は手首に負担をかけていました。PCの背面に3cm程度のスペーサーを設置し、角度をつけることで、負担が大幅に減少しました。
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通院治療(約1ヶ月)
- 痛みを感じたら早めに医療機関を受診することをおすすめします。腱鞘炎と診断されると、「フェルビナクスチック軟膏」が処方されます。塗るとスーッとするので、大分痛みが楽になります。
- 医療機関でもサポーターを提供されましたが、ホールド感が不十分だったため、市販品を使用しました。バンテリンのサポーターがちょいキツめの装着感で肌触りが良かったので、愛用していました。
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Tips
- 医師からのアドバイスとして、朝起きた後に手をお湯につけ、グーパーする運動を5分ほど行うと、手の血流が改善するそうです。
- 腱鞘炎の改善には「安静」が最も重要だそうです。過度なストレッチは逆効果となる可能性があります。
まとめ
腱鞘炎は早期の治療が鍵となります。
軽度だからと放置すると、症状が長期化し、苦慮苦痛の悪循環に陥ります。
わずかでも痛みを感じたら、速やかに通院し、適切な対策を講じることをおすすめします。
以上、この記事が、同じ悩みを抱える方の参考になれば幸いです。